2006/12/15

はじめてのやふおく

自宅で使用していたPDドライブ「TORAY TD-6020」が天に召されてしまった。 天に召されたこと自体はしょうがないのだが、問題は俺がファイルサーバのディスク増強(160GBx2のJBoD->250GBx3のRAID5)をやらかした際に、移行すべきデータをごっそり消してしまったことだ。幸いほとんどのデータは復旧できたのだが、しくじったのがDOS/Vで動作する国産ゲームのFDイメージ。PDの中にしかファイルが存在せず、ドライブはお釈迦で手も足も出ない。しょうがないのでYahoo! AuctionでPDドライブを調達し、さらには外付けでNarrow SCSIをつなげるSCSIカードも全部お釈迦になっていたのでアキバを探し回ってAdaptec USB2Connectも購入し、データのサルベージに臨んだ。 今回は大事を取って1台のみ接続、LUNは無効、タームパワーONで接続してみたのだが、問題なくPDを読み込むことが出来た。またbochsの上で懐かしのゲームを遊ぶことができる。よかったよかった。

2006/12/02

ゲームレビュー(18禁):真説 猟奇の檻

ゲームの内容については特に言うべきことはありません。気合の入ったCG、どうでもいい音楽、どっか他所のエロゲでも聞いたようなキャラクターボイス。……あえていうならちょっと高めの難易度で救いが無いシナリオがなかなかイイ感じということぐらいでしょう。

しかしこのゲーム、そんなんどうでもよくなるくらいの高頻度で落ちます。せっせと進めている最中に突如謎のメッセージを表示して落ちてしまった暁にゃ、エンディングの救いの無さなんか比べ物にならないくらい気が滅入ります。

私ゃゲームが難しいからってうかつに攻略サイトのお世話にならないようにしたいんですが(CG集めじゃなくてゲームを遊びたいわけですし)、さすがにこれだけ安定性がボロボロだとトライ & エラーで謎解きなんぞしとれんので、適当に攻略サイト見ながら遊ぶことに決定。……不安定さと戦いながらエンディングを見てるのですが、看板に偽りがあって猟奇がイマイチ希薄です。

2006/11/10

ストライピングしてみた

先日ファイルサーバのディスクを500GB(RAID-5)に増強した。結果として今まで使用していた160GBのHDD2台が余ってしまったので、PromiseのFastTrak TX2000でストライピングし、Windowsマシンのブートドライブにしてみた(なんかこの辺の表現が回りくどいなぁ)。

なお、使用しているWindowsマシンのマザーボードはSocket Aの名機Tyan TigerMPX。このマザーボードの64bit/66MHz PCIスロットに挿したので、FastTrak TX2000は32bit/66MHzのPCIカードとして動作する。したがって100MB/s程度で他のカードと帯域を食い合うことにはならない(はずだ)。

つつがなく取り付けとOSのセットアップを終えたのだが、ベンチマークなんぞ取っても面白くも何ともないので省略するとして実際のアプリケーションの動作で確認したところ、なかなかいい感じだ。確認したアプリケーションというのが他でもない日本ファルコムの「英雄伝説 空の軌跡SC」なのだが、遊んでいるとマップ切り替えの際の自動セーブでもたついていた感じが見事に消えた(それまで使用してたディスクも遅くはないのだが)。

懸案事項は「ビデオカードの熱暴走」だけだ。何しろ俺の愛機ときたら下記の表に示すように拡張カードが挿さりまくっていてえらいことになっており、AGPとPCI1の間の隙間がほとんど無いので爆熱ビデオカードがいつ暴走するかと気が気ではない。かといってビデオカードの冷却のためにNICだのRAIDアダプタだのをPCI3以降に回すのももったいないし……。

スロット規格デバイス(説明)
AGPAGP 4xATI RADEON 9800XT(ビデオカード)
PCI164bit/66MHz PCI3Com 3C2000-T(GbE NIC)
PCI2Promise FastTrak TX2000(RAIDアダプタ)
PCI332bit/33MHz PCITekram DC-390F(SCSI I/F)
PCI4Adaptec USB2Connect(USB2.0 I/F)
PCI5Creative SB Live! Value(サウンドカード)
PCI6かろうじて空き……

2006/11/07

その曲はPS2の曲だって!

「AFTER BURNER」「千年紀の終わりに」など俺の魂を揺さぶるSEGAのゲーム音楽が多数収録されたCD「セガコン」。マイフェイバリットCDのひとつではあるのだが、SMEの公式サイトの収録曲一覧には間違いが存在する……WebだけならまだしもCDのジャケットも間違ってる。実に罪深いなSME。

公式Webページとかジャケットには、Vol.1のDisc 01のトラック19のタイトルは「ボス戦/時の継承者ファンタシースター3」だと書いてある。しかし前後のトラックを聞けば判るのだが、この曲は「時の継承者ファンタシースター3」の他の曲の曲調とは似ても似つかん一方「ファンタシースター2 還らざる時の終わりに」の他の曲とはよく似ている。「2」のボス戦の音楽というのが正解なのである。

ためしに「セガコン ボス戦」でぐぐってみたところ、そこそこ多数のサイトがヒットするが、個人サイトの多くではトラック19のタイトルは「ボス戦/ファンタシースター2 還らざる時の終わりに」ときちんと書いてある。セガ者の愛は深いなぁ。うんうん。

このように、わかってる人はわかってるので良いかもしらんですが、問題はわかってない人たちも存在するってことだ。始末が悪いことにfreedb日本語版にこのCDのデータを突っ込んだ人間もわかっていないクチらしく、トラック19はファンタシースター3のボス戦として登録されてしまっている。ホントに困った……と言いつつも、判ってる俺はローカルで修正してお茶を濁してしまうのだった。だってfreedbへの登録にはメールアドレスの公開が必須で面倒くさいんだもん。ただでさえジャンクメールに悩まされているってのに、この上さらにspammerどもに生贄を提供するのはまっぴら御免だ。

2006/09/03

おいおいダメじゃんか。

前回までのあらすじ(なんだそりゃ)

Linuxマシンが雷で壊れた。電源ユニットはいい物を使いましょう。……というわけでASUS A8S-XとかAthlon64 3500+とかRADEON X300SEとかENERMAXの電源とか買ってパーツ交換した結果つつがなく復旧した。ついでにPCI-Express x1のGbE NIC(Marvell 88E8053など追加したところ、ドライバが無くて右往左往しまくり、紆余曲折を経た末Linux 2.6.16以降のsky2ドライバで動くじゃんと分かって一安心……だったのだが。

熱い!

新しいプロセッサは実に熱くてうるさい。ぶっちゃけた話、モデルナンバーなんざ3000+で十分すぎてお釣りがくるのに(動作クロックよりはコアを増やしたいお年頃)売り切れてたので泣く泣く買い込んだ3500+なのだが、コイツSocket 754のAthlon64 3000+に比べて2倍くらい熱い。おまけにうるさい。耐えがたくなってきたのでCPU周波数でも制御しようか!と思い立ってみたが……。うまくいかない。

問題はDebian etchのカーネル(linux-image-2.6.16-2)でCPUFreqインターフェイスが有効になっていないということだ。というわけでカーネルソース引っ張ってきて再構築を行わねばならないのだが……デュアルコアならmake -jで並列コンパイルができるのになぁ。貧乏は悲しいッス。

2006/08/28

最近せっせと読んだ本。

機本伸司「神様のパズル」

ハルキ文庫版を買ってみたら、軟派な装丁やキャッチーな設定とは裏腹に中身はかなり熱いSFだった。道具立ても宇宙論だの粒子加速器だのインターネット分散コンピューティングだのと、玄人好みの渋いところを取りそろえている。クライマックスで主人公の吐くセリフは一見ダメダメでありながら非常にカッコイイ。

同「メシアの処方箋」

文庫になるのが待ちきれなくて購入した機本作品2作目。ひょんなことから発見された謎の古代遺跡。そこに記録されていた情報は人の遺伝子を組みかえるためのものだった。遺跡の調査に従事していた主人公は、生命倫理をぶっちぎって実際に遺伝子組み換え人間をつくるプロジェクトに巻き込まれてゆくが、実験の末生まれた子供は……という熱いトピックを扱った作品。

同「僕たちの終末」

ひょんなことから人類滅亡の危機が間近に迫っていることが判明した近未来、座して終わりを迎えるよりはダメもとで他星系に移民してしまおう!というプロジェクトに参加した人々を描いた群像劇。これまた好き心を刺激する作品で、移民宇宙船の設計思想や社会情勢などをがっちりと描写している。

これら3作に通底しているテーマは「私とは何か」という問いへの挑戦なのだが、あまり説教がましくなくきれいに話がまとまっている。観念的なSFが苦手な人も大丈夫。科学好きな俺には堪えられません。

2006/08/16

画像の投稿テストfrom W-ZERO3

どうやらうまくいかないみたいだ。こうなったらBlogger APIを直接叩いて(ry

実験:アレゲ電話でMIMI-holic

アレゲ電話ことWILLCOM W-ZERO3にはPicsel PDF ViewerなるPDFビューアが付属しているので、キラキラリップサービス&OCTOBERの同人CG画集を閲覧できるのか、PDFを転送して実験してみた。結果は失敗。メモリ不足で表示できないでやんの。

2006/08/14

こりゃダメだ。

映画「ゲド戦記」を鑑賞してまいりました。以前から「Yahoo!ムービー」などで散々酷評されている本作ですが、確かに酷評されるだけのことはある駄作ですね。

原作読んでないと何が何やらわからん。

「テナーとアチュアンの墓所の関係とか」とか「エンラッド」とか「パルンの知恵の書」とか「ハブナーのクモと大賢人の過去のいきさつ」とか……。

台詞が説明的なのに意味が分からない。

たとえば序盤にハイタカがアレンを「エンラッド王家の者」と見抜く場面。なんで分かったのかたずねるアレンに対して、ハイタカはモレドの剣(実際にはモレドの剣という言葉は映画には出てこないけど)を指して「この剣は魔法で鍛えられている」と答えるわけだが、それだけでは答えになってないではないですか。同様に、テナーの農場でアレンに「何で魔法使いの貴方が農夫みたいなことをしているんです?」って質問されてるのに「人間は世界の均衡を崩してしまう。わしらは均衡の範囲内で正しく生きることを学ばなければならない」ってのも答えになってない。

原作を好き勝手に切り貼りしまくっている

これはまぁ4部作を2時間の映画に詰め込むためだから大目に見ておくとしても。

野郎どもがヘタレ

アレンがあんなヘタレだというのも原作ファンには辛いが、それはさておきハイタカとクモのヘタレ具合が酷すぎる。猪突して罠にはまるハイタカは、死にたくない一心で世界の均衡を崩そうと目論むが未遂に終わるクモといい勝負。あんな考え無しのおっさんがアースシー最高の賢人だとすると、ほかの連中はそれ以上の考え無しってわけですよね……何かの悪い冗談でしょう?そりゃあ宇宙の均衡も崩れるわけですよ。

問題が宙ぶらりん

世界の均衡は結局誰が崩しているのか、これからどうなっていくのか分からないまま(原作の場合下手人はクモだったのだが、アニメだと未遂だし)。アレンの影も行方が知れないまんま。どう落着させるのか、最大限の注意力を傾けて見ていたら、未解決のままエンディングになだれこんでしまって唖然としたぞ。

テナーは真の名ですが

原作ではテナーというのは彼女の真の名前という設定(普段はゴハと呼ばれている)なんですが、なんでクモはアレン同様にテナーを操ってハイタカを城から突き落とすことができなかったんでしょうね?原作でテナーにハイタカを突き落とさせようとしたアスペンさんはちゃんとテナーを操ったんですが。

キャスティングがアレで演技が大根

読んで字の如し。

良い点

強いて挙げるとするならば、ジブリキャラのテナーさんがいい感じに萌えたことと、さすがにスタジオジブリの錚々たるメンバーが参加しているだけあってアニメーション技術という点ではなかなか見ごたえがあったこと、でしょうかね。もっともこれって演出がダメダメってことの別表現に過ぎないわけですが……。

2006/05/28

最近の魂のサウンド

お気に入りの曲をメモ。
"FINAL TAKE OFF" & "AFTER BURNER" from AFTER BURNER
これを聞くと反射的にテンションが上がる。ゲーセンの片隅に置いてあった可動筐体でちょろっと遊んだくらいしか記憶がないのに、恐るべしアフターバーナー。
"僕のマシュ…" from ROOMANIA #203
自分へのご褒美にマシュマロを貪り喰らうファッティなプログラマを歌った曲。ボーカルはめっさ可愛らしい女の子ボイス。歌詞は超変。一度聞いたら忘れられない変なインパクトがある。職場でコーディングしていると「マシュマロ無いとプログラムできないの」と歌詞がフラッシュバックして泣けてきます。

2006/05/06

そろそろ64bit。

出張に出かけた折にBitTorrentでCentOSのx86-64版を落としたので(ホテルで何をしているのだ>自分)、黄金週間を利用してOSを移行(Debian Sarge→CentOS)することにした。……/usrは3.7GBでは足りませんかorz。結局swap以外1パーティション構成でインストールを実施中。

2006/02/12

仕事のやりがいが……

最近のお仕事は考えることよりもドキュメントの作成みたいな作業ばっかりで全然楽しくない。システムの構成をあれこれ考えたりするのは大好きなのだが、ドキュメントの整備は面白くないからなぁ……。