あまりの遅さに堪えかねてファイルサーバをパワーアップしてみた。現在はこんな感じのスペックになっている。
- CPU
- AMD Athlon64 3000+(Socket754)
- メモリ
- PC3200(DDR400) 512MB
- マザーボード
- MSI K8N Neo3-F(nForce4-4x)
- HDD
- Seagate U10(UltraATA100/5400rpm/10GB)
- Samsung SpinPoint SP1604N(UltraATA100/7200rpm/160GB)
- Samsung SpinPoint SP1614N(UltraATA100/7200rpm/160GB)
- DVD-ROM
- Pionner DVD-122P
- VGA
- #9 Revolution3D WRAM PCI 8MB(#9 T2R)
- その他
- Adaptec USB2Connect
- Promise Ultra100TX2
- OS
- Debian GNU/Linux 3.1(sarge)
かなりいいかげんにありあわせのパーツで組んであるので、凄いことになっている。このマザーボード、AGP互換スロットとかいう代物が搭載されているのだが、手持ちのAGP 8xカード「ECS REX」を突っ込んだところ予想通り動かなかったので、こんなヴィンテージ物のビデオカードを使っている。HDDにはSATAのドングルをかましてSATA化しても良かったんだが、そんなにご大層なHDDでも無いのでUltra100TX2にぶら下げたままにしておく。
まずはディスクI/O性能の高速化に驚嘆
どうやらU10はUltraATA66でつなぐとまともな性能が出ないらしい。何しろ以前はhdparm -t
の結果が8MB/sにも満たかったが、アップグレードしたら28MB/sなんてステキ数字を叩き出す。Ultra100TX2にぶら下がってるSamsung勢もCPU高速化の恩恵を受けて50MB/sオーバー。これは堪らん。RAID-0でアレイ組んだら楽しそうだな~とは思ったものの、考えてみたら50MB/sクラスの性能が出るディスクをストライピングしても、32bit/33MHz PCIバスが足を引っ張る気配が濃厚なのであっさり没。このカード、TigerMPXに挿せば66MHz動作するんだけどなぁ……。
GbE対応のあれこれ
NICドライバについて
メインマシンのNICは3Comの3C2000-Tで、Tiger MPXの64bit/66MHz PCIスロットに刺さっているため、楽勝でGbEに対応できる。今回買ったK8N Neo3-FにはオンボードのGbE NICが載っているのでこれまた楽勝だろう。マザーボードの箱には「Marvell 88E1111によるGbE」って書いてあるんだが、実際にはMarvell 88E1111はただのトランシーバで、コントローラはnForce4-4xの統合NICだった。……まったく紛らわしい書き方をしてくれる。問題はnVidiaのプロプラエタリドライバを使わないとLinuxでNICを使えんのではないかということだが、調べてみたらリバースエンジニアリングして作ったオープンソースのnForce用NICドライバ「forcedeth」で難なく動いている。
ネットワーク性能
CAT5eクロスケーブルでメインマシンとファイルサーバを接続して、ファイルサーバからメインマシンへのファイル転送速度を測ってみたところ、36MB/sという数字が叩き出せた。パワーアップ前は6MB/s出ないこともざらだったのでこれは嬉しい。
Jumbo Frame対応作業あれこれ
MTUがデフォルトの1500のままでこの性能では、ジャンボフレームに対応させたらどれくらい速くなるのか知りたいのが人情というものだ。で、ifconfig eth0 mtu 9000
とかやったら、MTUのサイズが不正だと怒られてしまったorz。調べてみたらsargeのカーネル(2.6.8)のforcedethドライバではジャンボフレームには対応していないんだそうな。最新バージョンではOKらしいので、Athlon64の馬力に物を言わせてカーネルを2.6.14にアップデート。
しかしどうも過激にカーネルコンフィグを弄くりすぎたらしく、ideドライバがへそを曲げる。ついにはカーネルがブートしなくなってしまった(号泣)。再インストールだなぁ……orz。
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