近頃とみに若造バッシングに精が出る産経新聞ですがこの記事を読んで唖然。教育問題を憂慮する記者自身に再教育が必要という事態はちょっと笑えないなぁ。
産経新聞の記者にかかると
読みの平均正答率は各学年とも90%以上だったが、書きは小3が71%、小4以上が60%台に低下。
という現象から
小3以降で書き取りの力が急激に低下することも判明した。
なんてステキ結論が出るみたい。
書き取りテストってのは「各学年で習った漢字」が出るので、ぶっちゃけた話、ある学年と他の学年ではテストの難易度に差があり(当たり前だが高学年ほど難しくなる)、両者の平均点を比較して書き取りの「力」なんて評価できるわけがないのに。この理屈でいくと、小学生が分数の足し算のテストで100点満点を取り、大学生がベクトル解析のテストで100点満点中30点しか取れなかったら、大学生は計算力が低下しているという結論になるわけです。んなアホな評価があるもんか。
もっとも新聞記者になると論理的思考の力が急激に低下するという現象はあるかもしれませんね。あるいはもともとこの程度なのかも判りませんが、兎に角論理的思考ができない人が新聞記者をやれるというのも困った物です。
0 件のコメント:
コメントを投稿