包丁研ぎの続き。#240の耐水ペーパーで首尾良く砥石を平らに修正することに成功したので、いっちょ気合い入れて研ぎまくるか!と意気込んで研ぎ始めてみた。しかしウチの場合は研がれる刃物の方も大概にダメなので、中砥石や中仕上げ砥石で研いでいても砥石ばかりがすり減って切れ味は一向に良くならず、埒が明かない。そこで、刃物を大々的に修正するために人造ダイヤモンドの粗砥石(工業用ダイヤの微粒子を炭素鋼に電着してある)を買ったのだが、使い勝手があまりよろしくない。
ダイヤモンドはとっても硬い(硬度世界一の座はウルツァイト型窒化ホウ素とかロンズデーライトなどという物質に奪われてしまったけど)ので、鉄や鋼はお茶の子さいさいで削れてしまう。長年トホホな砥石で研がれたために側面が見事なカーブを描いている包丁も、あれよあれよという間にズバンと真っ平らな刃に修正できて幸せいっぱい夢一杯「良い買い物をしたぜ!」と喜びもひとしおだったのだが、しばらく使っていたところ砥石の真ん中より左右の縁の方が研削力が大きくなってしまった。そうと気づかずに普通の砥石感覚でお気楽に研いでいた菜切り包丁は、本来修正すべき所を修正しきらないうちに、砥石の縁で研がれた部分が派手にえぐれてしまいえらいことに。さて、どうやって修正してくれようか。
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