2009/08/04

さて、お薬の時間だ

今日も下垂体腺腫のお薬を飲まないと。

さて、病気療養のために日々ニートな生活を送っている俺なのだが、お天気と体調次第で「家事手伝い」をやっている。現在仕掛かり中の作業は母のCDの研磨(なんだって後から後から傷だらけのCDが出てくるかねぇ)と、包丁研ぎ。

大学時代は金属組織観察のために研磨三昧の日々を送っていたので「柔らかいものほど磨くのが難しい」ということは知っていたつもりなのだが、CD(の保護層であるポリカーボネート樹脂)ってのは金属とは別次元に柔らかく、それを研磨するのは別次元に面倒くさい。

一方、刃物研ぎは結構好きなので、かつて懐がぬくい頃にはちょっと奮発して天然の中仕上げ砥石(←合成砥石に較べると段違いに研ぎやすくて切れ味が良くなるのだが、値段も高い)なんかを買い込んだりしたものだ。俺の腕前は「ふつう」なのだが、俺以外の家族は俺よりよほどヘタクソかつ無頓着なため、使いすぎて真ん中が減った砥石を使って切れない刃物を量産しており頭が痛い。真ん中が減った砥石で刃物を研ぐ→刃が丸まってしまい切れ味が良くならない→時間をかけてゴリゴリ研ぐ→ますます砥石が悪くなる→ますます刃物も悪くなる、という悪循環にはまりかかっていたので、砥石を平らに削って修正した上で刃を綺麗に付け直したいのだが、この「砥石の修正」ってのが意外に面倒くさい。

金物屋さんみたいな刃物研ぎのプロが砥石を修正する場合、定盤(平たい鋼鉄の板。高価な上に厚くて重い)と金剛砂(硬い鉱物の砂)を使うんだそうだが、いくら何でもご家庭で包丁を研ぐのにそんなもんをそろえるのは大がかり過ぎるので却下。ホームセンターで売っていた「砥石修正用の砥石」を買って使ってみたのだが、あんまり使い勝手が良くなくてがっかり。どうやらもっと粗くて減りやすい砥石に使うもののようだ。

ふと「耐水エメリー紙って使えないかな?」とひらめいて刃物研ぎ系のWebサイトを検索してみたら「アリ」らしい。手元には#400~#2000まで各種取りそろっているし、ちょっと厚めのしっかりしたプラ板もあるので、これで試してみようか。もっと粗目の耐水ペーパーだってその辺のホームセンターで100円で手に入るんだし。

……それにしても作業場は風呂場だし、作業台なんて風呂用の椅子だし、手持ちの砥石は合成の中砥石と中仕上げ砥石、それに天然の中仕上げ砥石(俺所有)しかないので、ちゃんとした作業台と粗砥石と仕上げ砥石が欲しいなぁ。できれば砥石は天然で。



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