2009/07/13

今日も今日とて脳病院

妙な頭痛や目眩、睡魔に悩まされておつむの検査をしたら脳下垂体に異常(血腫)があると判明してからはや3年。その間「相変わらず下垂体から出血してるんだけど、原因わかんないんですよね~血中ホルモン濃度もちょっと高いくらいだし。また半年後にMRI取りましょうか」みたいな診断が延々と出ていたわけだが、最近やった血液検査でホルモンに顕著な異常(通常値の10倍以上)が見つかって、どうやら病名が確定したらしい。「プロラクチン産生下垂体腺種」というのがソレだ。

プロラクチンというのは「乳汁分泌ホルモン」と呼ばれるホルモンで、早い話がたくさん分泌されるとおっぱいが出るホルモンでございます。健康な女性の場合は然るべき状況(妊娠・出産とか)に置かれれば自然と多量に分泌されて子供に授乳できるようになるわけなんだけど、脳下垂体でこのホルモンを作る細胞が異常に増殖すると、男でもプロラクチンの血中濃度が上昇して、乳汁の分泌が見られるようになったり、それに加えて勃起不全という症状が現れるんだそうな。俺の場合はそこまで行く前に病気が見つかったけど。

俺は男なので授乳できなくてもこれっぽっちも困らない(しかし勃起不全は何かと困る!)ので、プロラクチンの分泌を阻害する薬を飲んで治すことになった。プロラクチンの分泌を阻害すると下垂体腺種も小さくなっていき、血腫もなくなるらしいのだが、年単位で時間がかかる上に、完治はしないかもしれないそうで……何にせよとっとと後顧の憂いを無くしてまっとうな仕事に就きたいもんだ。っていうか、ぶっちゃけ病気療養中で親にパラサイトしているのが現状なんだけど、収入がなくて何にもできやしない。こうやって無為に時を過ごしている間にも、あの本やこのCDやそのゲームが……ッ!!

そんなわけで今日も脳神経外科に診察を受けに行ってきた。今日で投薬治療を始めて約二ヵ月になるのだが、一ヵ月前の血液検査の結果によると「プロラクチン濃度は減少はしているが正常値にはほど遠い水準(8倍くらい高い)」なので、薬の量を倍に増やしてみることになった。


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