2008/12/25

[今日の読書]「不全世界の創造手」(小川一水)

地元の本屋で購入し3時間で読了。あらすじはだいたいこんな感じですかね。

戸田祐機(とだ ゆうき)は父の経営する工場で様々な経験を積みながら育ち、高校生の若さでロボットエンジニアとしての才能を開花させていた。しかし余人は彼の天才をまったく理解できず、多少なりとも評価していたのは幼なじみの大夜だけ。工場も潰れてしまい、自宅の納屋で人知れずロボットを試作し、才能をもてあます日々を送っていた。
しかし、そんな彼が一か八かを狙ってウェブで研究費のスポンサーを募集したところ、ジスレーヌと名乗るカナダ人の少女が日本にやってきた。世界一の大富豪の娘だという彼女は、祐機の研究に出資を申し出る。
祐機のライフワークである自己増殖型ロボットの開発によって土木工事に大変革を引き起こした祐機とジスレーヌだったが、巨大な国際組織GAWPが祐機の技術を横取りしてしまう。果たして祐機とジスレーヌ、そしてGAWPは世界をどのように変えてしまうのか?

ストーリーはコミカルだし、自己増殖機械で世界を変える!という主人公の志が熱いし、キャラクターも魅力的です。ジスレーヌのかあちゃんには爆笑させてもらいました。良い作品です。

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2008/12/15

「ついで」のはずが……

この数年で買い貯めたマンガが本棚に収まりきらないで床に平積みになっている現状を深く憂慮し(部屋がちっとも片付かん)近所(徒歩15分)の新古書店で処分してます。せっかくなので私の兄貴にも「不要な本があったらついでに処分するぜ」と声をかけておいたのですが……。「要処分だ」と兄貴が積み上げた本の山を見て唖然。

小振りな段ボール1箱半(先週も処分したんで比較的少なめ)。
兄貴
一回りでかい段ボール4箱

どう見ても「ついでに処分」という分量ではありません。ド厚かましいにも程があるでホンマ(from ナニワ金融道)。「こんな分量の本を人力で新古書店の店頭まで持って行けるか!」と処分を断ったら「じゃあ宅本便(新古書店側が集荷して買い取ってくれるサービス)申し込んでくれ」……あのな、そのサービスは申し込んでから集荷まで数日かかるし、買い取り完了まではさらに何日もかかるんだよ。自分だけなら段ボール箱をカートに積んで、新古書店までごろごろ歩いて出向けば小一時間で買い取り査定が済むってのに、なんで「ついで」のためににそんな手間をかけにゃならんのだ?終いにゃ手間賃請求すんぞ、このモンスターブラザーが。

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2008/12/04

むぅ、いい仕事だ。

明日の朝飯・昼飯を調達すべくふらりと入ったコンビニで「緑のたぬき味 コーンスナック」「赤いきつね味 コーンチップス」なる素敵なスナック菓子を発見。こんなもん作るのはおそらくあそこだろ、と思って確認してみたら案の定ジャパンフリトレー株式会社の仕業だった。

さっそく入手してまずは「緑のたぬき味」をつまんでみたのだが……うん、たしかにちゃんとそういう味がする。さすがジャパンフリトレー、色物スナック菓子を真面目に作ると余人の追随を許さない怪作を生み出す会社だ。かつての「ゴーヤースナック」もいい味してたしな(ちゃんと苦かった)。

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2008/11/21

部屋の片付けがてら冬支度を開始

自室出入り口の引き戸から吹き込むすきま風が堪えてきたので、隙間テープを導入した。確かに暖かくはなったんだけど……遮音性もがっつり向上して外の様子がわからなくなったのはちょっと問題だなぁ。

ついでにエアコンのフィルタも水洗いして夏にため込んだ埃を落とし、パソコンの前面吸気口にはフィルタ(スリーエムのフィルタレット)を取り付けた。これでパソコンのハコを開けて中身を掃除する頻度が減るはずだ。見た目がちょっとアレで萎えるけど。

問題はファイルサーバ。HDD5台搭載のエンクロージャは自前の吸気ファンを備えているので派手に埃を吸引している。トレイの隙間などに埃がたまって大変見苦しいが、目下お手上げ状態。ちゃんとドア付き・ダストフィルタ付きのケースなら良かったんだけどねぇ……。

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2008/10/29

気分はセントウ!

自宅の風呂場備え付けの湯桶がしょぼくて気にくわないので「ケロリンの湯桶」を購入。

むしゃくしゃして買った。こんなに入浴時の気分が変わるとは思っていなかった。今も反省していない。

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2008/10/16

あれげメモ:LinuxでHDDを2台追加してRAID 5ボリュームを造る

例によってDebian etchのファイルサーバのディスクを再構成したので作業記録を取ってみた。

現在500GBのディスク/dev/sdd1に/homeパーティションを切ってあるのだが、これをRAID5のディスクアレイにしたい。でもディスクは/dev/sdaと/dev/sdbの2台しか買ってない……という貧乏くさい状況で、元のデータを100%保持したRAID5のアレイを造るのが今回の目的。デバイスファイル名がしっちゃかめっちゃかなのは、ちまちまディスクを買い足しているため、認識順序がとんでもないことになっているからで他意はない。当然、こんなややこしいことはしないで済むならそれに越したことはないので、キチンとバックアップを取ってから行う方が好ましいことは言うまでもない。

まずは増設用に買い足したディスクにLinux RAID autodetect(パーティションタイプfd)のパーティションを切る。この辺は特に面倒くさい作業ではないが、唯一注意すべき点は、元データが入っているパーティションと同じか、もしくはそれ以下のサイズで作成することだ。後で元データの入っているディスクをアレイに追加するときに(元データのパーティション)<(増設ディスクのパーティション)だと、アレイにディスクを追加できない。

お次にディスクアレイを作成するが、ここで元データの入っているディスクをアレイに含めてしまうと一巻の終わりだ(データが全部飛ぶ)。Linuxのmdディスクアレイでは「縮退状態のディスクアレイを作成する」という器用な真似ができるので、とりあえずそんなアレイを拵えておく。今回は性能は必要ないので、チャンクサイズを調整したりはしない(デフォルトの64kbだとたぶんシーケンシャルアクセスが遅いので、性能を追求する人は調整に手間を掛けてもいいだろう)。

# mdadm --create /dev/md0 --level 5 --raid-devices 3 /dev/sd[ab]1 missing

さて、この縮退状態のアレイは普通に読み書きができるので、まずは今後の管理の都合を考えてLVM2の論理ボリュームを作成することにする(必要がなければそのままフツーにファイルシステム拵えてコピーすれば良いんだけど)。アレイのサイズが1TBなのに論理ボリュームサイズが500GBなのは特に他意はない。

# pvcreate /dev/md0
# vgcreate homevg /dev/md0
# lvcreate -n homelv -L 500G homevg

元のデータをコピーする。ファイルサーバではデータ領域にはXFSを使っているので、xfs_copyコマンドで一発コピーができる。/homeにアクセスするプロセス(Sambaとか)を止めておいて(アンマウントするのが理想的だが)コピーをすればいい。

# xfs_copy /dev/sdd1 /dev/homevg/homelv

ここまでは元データは壊れていないので何度でもやり直しが利くが、この先は元データを破壊する作業になるのでくれぐれも注意すること。まずはアレイをマウントして中を覗いてみる。この段階で失敗していたら振り出しに戻ってやり直さなきゃいけない。ちなみに、この段階ではアレイは縮退状態のままなのでディスククラッシュ一発で中のデータが壊れるということは常に念頭に置いて作業を続けること。

mkdir /tmp/mnt ; mount -t xfs /dev/homevg/homelv /tmp/mnt

とりあえずアレイの中身もマトモそうに見えたら、次はいよいよ元データを破壊する作業になる。(リスクを覚悟できる向きはこの段階で/dev/homevg/homelvを/homeにマウントし、各種サービスも再開しておくとサービスダウン時間が短くなって便利かも)、パーティションを切り直してLinux RAID autodetectなパーティションを作成する。

そして、アレイにディスクを追加して冗長性を持たせる。

# mdadm /dev/md0 --add /dev/sdd1

これで元のディスクがアレイに追加され、ディスクがしきりにガリガリ鳴って同期処理が始まる。同期処理の進捗状況は/proc/mdstatを見ればわかるので、処理が終わるまで数時間~数十時間待つ。

同期が終われば分散パリティ付きストライピングのアレイができている算段になるので、後はvgextendしてlvextendしてxfs_growとかすればオンライン領域拡張でディスクをフルに使えるはず。LVMスナップショット用の領域に取っておくのも良いかも知れない。

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2008/10/11

ファイルサーバ障害

ファイルサーバに使っているAthlon64 X2 4400+のパソコンがぶっ壊れた。よくよく調べてみたらCPUファンが止まって過熱警告が出ているだけだったので、とりあえず予備のCPU(Athlon64 3500+)とCPUファンに替えておいた。

それにしても、この機械どうしましょうね。ぶっちゃけた話メモリは4GBまでしか積めないし、おまけにDDR-SDRAMしか載せられなくてコストパフォーマンスが悪いし、しかもSATAのポート数も二つしかない。魅力がないんですよね。昨今のSATAが6ポート付いてるマザーボードに乗り換えてしまおうかとか考えないでもない今日この頃。実験マシン用にPhenom X4を買い、Socket AM2んのマザーボードをもう一枚買い、ついでにメモリも8GB程買えば良いような感じですが(って、やっぱりメモリは8GB積むのか、廃人だねぇ>俺)。

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2008/10/02

おいおい待ってくれ

えーとですね、先日わたくしがアクションRPG「ZWEI!! 2」を買ったと思ってくださいな。で、ゲームを買うと俺の場合はたいていイメージファイルを吸い出すことにしてるんですけど、それはもちろんゲスな目的ではなく、あれやこれやと複数のタイトルをちゃんぽんで遊ぶためです(最近だとYs2完全版, フェルガナ, ナピシュテム, オリジンを平行プレイしていたりします←ダメ人間)。

で、此度購入した作品もisoイメージファイルを吸い出した所までは良かったのですが、コイツを「CD革命バーチャル10」に喰わせてみたところ、イメージファイルを正しくマウントできませんでした。しょうがないからと独自フォーマットの「FCD」形式でイメージファイルを作成してもダメ。ドライブとの相性とかを散々疑った挙げ句、物は試しとRoxioの仮想ドライブエミュレーション(ライティングソフトのオマケ)に喰わせてみたところ、何の問題もなくあっさりマウントできてしまって……「CD革命Virtual10」の不具合だったのかと脱力しまくりです。

ちなみに「ZWEI2」は一度クリアしましたが、なかなか面白いです。ヒロインの口ぶりが某スペースオペラの王女さまにクリソツなのはご愛敬。

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2008/09/18

PC切り替え機って高いなぁ

壊れたUSB切り替え機の代わりにPC切り替え機を買おうと思ったのですが。……もちろん。PS/2マウスとPS/2キーボードでアナログディスプレイ対応というがっちがちにレガシーな切り替え機は安いんですが、USBでDVIなヤツは高いですホント。PS/2でアナログRGBなそれの倍とかします。しょうがないので諦めてUSB切り替え機だけ買ってお茶を濁すことにしました。壊れるなよ~。

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2008/09/17

半年保たねぇのかよorz

自宅の3台のPCのうち、1台はメインマシンなので言わずもがな、もう一台も実験用PCなので、何か実験をしようと一念発起するとそれなりにいじくることになる。ちなみに、残り1台はファイルサーバなので一度OSをインストールしちゃったらSSHでリモート作業をするだけで、直接コンソールを触る作業は滅多にしない。何かしようと思ったところでディスプレイはつながってないしな。

話がそれた。メインマシンと実験機用にキーボードとマウスを2台用意してちゃんぽんに使うのは面倒だし設置スペースの問題もあるので、USB切り替え機なるものを買い込み、キーボードとマウスを2台で共有していたのだが、今回Debian 4.0r4aをインストールしたついでに「Compiz(3Dデスクトップ)でも試してみるか~」と、XとかGNOMEとかCompizとかをインストールし、再起動してgdmが立ち上がったのでキーボードとマウスを実験機に切り替え……できないな。どうも実験機の系統に切り替えることができなくなってしまったらしい(メインマシンからキーボード・マウスを切り離せるのだが、実験機では接続を認識できてない)。何てこった、半年保たずに壊れて4ポートUSBハブに変身しちまいやがったorz。小物だからとさっさと保証書を捨てちまったのが悔やまれるぜ。

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2008/09/13

これは良い!

お遊び用にVMware Server 2.0のrc版を使っているのだが、このバージョンからは、VMware Consoleを実行しているクライアントのCD-ROMドライブをマウントできるようになっている。VMware Serverを放り込んだマシンにsftpでISOイメージを放り込んだり、ドライブの中にインストールCD入れっぱなしのままシャットダウンして、次の電源投入時にCD-ROMから起動して大騒ぎとか、そういうすったもんだともこれでお別れということだ。80GBとかいうささやかな寸法のHDDを使っていると、ISOイメージファイルも馬鹿にならない占有率になるからねぇ。特にDVDのそれは。

Proliant ML115を追放してやっとまともに使えるようになったVMware ServerのゲストOSとしてSolaris10を入れてみたら、これが実にすんなり動いてまぁハッピー!という状況だったのだが、仮想HDDを追加してもSolarisが認識してくれず非常にショック。何が悪いんだ。Debian etchのゲストOSで動かしたらキチンと動いていたのに。

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ウイルス対策ソフト乗り換え

Computer AssociatesからMcAfee Internet Security Suiteに乗り換えた。まぁ、そこそこマトモに動いているみたいではある。昔みたいに定義ファイルのアップデートにはInternet Explorerが必要だというのに「既定のWebブラウザ」を使おうとするなどと言う困った挙動は修正されたようで、大変喜ばしいことである。

欲を言えば、仕事で散々いじくったVirusScan Enterpriseを使いたいけどな。

それにしても祖母の葬式は疲れた。葬儀が一応終わった夜、兄貴と二人して「明日から仕事に行くのだるいよなぁ」としきりに愚痴ってしまった。そろそろこの方面にも虚礼の廃止とやらは普及しないだろうか。

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2008/09/08

祖母が亡くなった。

ここ数年は頭の働きもめっきり弱ってしまい、自分で歩くこともできなくなり、最近1ヶ月くらいは一日中眠り通しで食事のために無理に起こすような案配だったので、もう長くないと覚悟はしていたが。

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2008/09/04

楽しい(うそ)UNIXシェルスクリプトプログラミング

UNIXサーバの設計だか構築だかの作業に足を突っ込んでいると、避けられないのが「シェルスクリプトの作成」という作業だ。繰り返し行う定型作業をプログラムにして自動化するという至極ごもっともな目的の下に行われる仕事ではあるのだが、これが非常にかったるい。

そもそも当方はシェルスクリプトやperlイヤさにPythonに逃げ、ついでにいうと開発だけはイヤだと駄々をこね続けているほどの超絶ヘタレ情報技術者であり、そういう開発ちっくな作業は可能な限り避けて通りたいのが本音だったりする。「余人がメンテできるように」などと変な足枷まで付けられて持てる技術を駆使することすら制限される環境ではなおのこと。

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2008/08/28

やっぱりML115は疫病神だったか

「格安サーバ!デュアルコアCPUも廉価なメモリも積めて15980円!」という評判に釣られて衝動買いしたProliant ML115だったけど、どうもハズレを引いたらしく俺が買ったメモリをことごとく拒絶して呉れやがった。そんなわけで3度目のチャレンジも失敗に終わったので、改造パーツを全部取っ払った状態に戻して売り飛ばし、余ったパーツにマザーボードなどを足してもう一台組んでみた。

いやぁ、安定してて快適ですわ。今まで不安定さに泣いたVMware Serverが、文句一つ無く動きますもんね。

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2008/08/18

コミケに行ってきた。

当然場内は許可無く撮影できないので、会場の外面だけ撮ってきた。

帰りがけに撮った手荷物検査実施のメッセージ。
2016年東京オリンピック招致の垂れ幕その1。見苦しいからそろそろ撤退しませんかね。
2016年東京オリンピック招致の垂れ幕その2。見苦し(ry

職場に東京土産を買っていこうと思ったが、どうも好適なのが無くて断念。

涼しくて快適だったので、帰りがけに「崖の上のポニョ」を観てきた。やっぱり宮崎駿はスゲェと実感した次第。「ゲド戦記」とのこの雲泥の差はなんなんだ。

2008/08/11

いやぁ床屋政談が楽しいぜ!他

別の名前で書いている床屋政談なブログが楽しい(最近は政談というより特定マスコミの揚げ足取りがメインになってしまっているけど)。もっともそれは「ネタにするアホウどもに事欠かない」ということであり、日本人の知的水準の凋落を目の当たりにしているように感じもするのだが。俳句風に表現すると「うれしさもちうくらい(中位)なりおらがblog」というところだろうか。

Firefoxで愛用していた拡張機能のいくつかがFirefox 3.0に対応していないのが困る。Tab Mix Plusはまだ出ないのか(開発版があるのは知ってるけど)?FEBEはまだかっ!?と待ち焦がれていたところ、本日FEBEがアップデートされた。後はでかいところだとPreference ToolbarとTab Mxi Plusだ。

ジャストシステムのxfy blog editorを使ってみた。オフラインでブログを書けるのは便利だが、まだ使い込みが足りないのか今ひとつ愛用しようという気になれない。こっち(Blogger)には対応していないんじゃなかったかな。とはいえScribeFireは件の床屋政談ブログには対応していないし、悩ましいことだ。

2008/07/21

フジヤマがへりの男

兄貴が2泊3日の富士山登山から帰ってきた……いや、べつに富士山登っただけで2日かかったわけでも無いだろうけど。で、ヤツめは軽装で登ったため、露出していた腕やら首筋やら足やらが日に焼けまくり、見事なツートンカラーになってしまって大爆笑である。

夏の富士山に登る際には日焼け対策をお忘れ無きよう。

……しまった、画像サイズの調整間違えた。

2008/07/11

むぅ16GBじゃ不足か。

16GBのUSBメモリを買った。8000円で買えるなんて安くなったもんだねぇ。などと感慨に浸っていたのもつかの間……このサイズだとDebianのDVDイメージファイルが全部は収まらんじゃないですか。

そもそも事の発端は「DebianインストーラはUSBメモリとかハードディスクの中にDebianのバイナリCD/DVDのイメージファイルを見つけると、そっちを使ってインストールしてくれる」というコトを聞き及んだため「光学ドライブとかいう遅くて七面倒くさいデバイスと縁を切れるなら願ったり」と買ってみたのだが……。インストール用の3枚は収まってもupdateまでは収まらないみたいで無念。次は32GB逝ってみよう。とりあえずコイツにはレスキュー用のLinuxとか放り込んでも良いし、だいたいDebianのインストーラだって入れられるんだよな、これ。その線で攻めてみるかね。

さて、気を取り直してさっそく適当なUSBポートに挿し、エクスプローラでisoイメージファイルをいざコピー開始……って、なんだか4GB以上あるDebianのインスト-ディスクのイメージファイルをコピーしようとするとWindowsに文句を言われるんだが。FAT32って最大ファイルサイズが4GBなんだっけ?

2008/06/28

あれげメモ:ATA over Ethernet楽しいなぁ

Virtual PC 2007 SP1の中に仮想マシンを2台つくってDebian etchを【インストールして(仮想マシンの設定をDebianが動くように詰めるのが面倒くさかった……)ATA over Ethernetで遊んでみた。余所のマシンのディスクをネットワーク越しに触るという、なかなか希有な体験ができて(仕事じゃ毎日SAN触ってますけど、個人レベルだとね)愉快なのだが、どうも光学ドライブはダメらしいのが残念。長年の物欲のたまもので光学ドライブが有り余っているんで、うまいこと活用できると良いんだが。

ついでにLVM snapshotを利用したバックアップの練習なんかもしてみたんだが……あっちこっちのサイトに「スナップショットボリュームは読み込み専用です!」と書いてあるにもかかわらず、マウントしてフツーに書き込めてしまった(ファイルを削除できた)のはなんなんだ?いったい。

次はiSCSI行ってみようか。

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2008/06/21

あれ?

SANもどきをこしらえてみたり色々と試してみたいことがあるだが、こういうときの為のProliant ML115は現在メモリ512MBで絶賛運用中。VMware Serverなんて使えない状況にある。こまったこまった。

困ってばかり居てもしょうがないのでメインマシンからメモリを4GBはぎ取って移植して4.5GB にし、例によって負荷テスト代わりにthoggenでDVDを変換してみたところ……ハングアップしましたよorz。これ、ひょっとしたらメモリ云々じゃなくてML115が悪いんと違うか?DDR2-800には耐えられない体だとか、モジュール3つ以上実装でとっちらかるとかそういうの。

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2008/06/20

Firefox3にしてみた。

RCから使ってはいたんだけど、このたびの3.0正式リリースを機に2.0.0.14をアンインストールして本格的に使用開始。

実際に使ってみた感じは悪くないが、Tab Mix Plus, AdBlock, Firefox Environment Backup Extension, Linkificationあたりの常用アドオンが未対応というのは問題だ……。

ついでにVirtualPCを2004 SP1から2007 SP1にアップグレードしてみた。2004 SP1ってCDよりでかいサイズのISOイメージファイルは読んでくれないからね~。

2008/06/18

[あれげメモ]Debian etch マシンでStorage Area Network

近年サーバ構築なお仕事をしているせいか、どうも考え方がエンタープライズ志向になって困る。最近は各PCの筐体内にハードディスクドライブが存在している状態がだんだん鬱陶しく感じるようになり「ここでboot-from-SAN上等なFCカードとFC-SANがあれば」などと考えるようになってしまった。そんなステキ装備を買うゼニがあったら1年は遊んで暮らせるので、幸か不幸か妄想の域を出ることはないのだが。

現在私の自室には3台のデスクトップマシンと1台の半壊したノートPCが存在しており、こやつらにはそれぞれ一台以上のハードディスクドライブが組み込まれている。当然、ディスククラッシュが起きるたびに各PCの筐体を開けてディスクを交換し云々、などという作業をするはめになるのだが、この作業は10年もやると飽きる。というわけで、ホットスワップ対応のエンクロージャにしこたまディスクを積み込んでファイルサーバ兼用SANをでっち上げ、各PCからHDDを追い出すことはできないもんか、しかし出来合いのSANなんぞ高くて買ってられないので、ここは一つLinuxマシンでお安くできませんかね?という観点で調査開始。

まずはプロトコルをどうするかを検討する。FibreChannelは性能は十分すぎるけど値段も相応に高いのでボツ。性能に目をつぶってiSCSIとATA over Ethernetの決選投票というコトになったわけだが……。

ATA over EthernetはDebian etchにパッケージが含まれているため、ほとんど何の苦労もなくSANを構築できるというのが強烈な魅力だ。一応Windowsから使うこともできる。問題はAoEのboot-from-SANに対応したHBAが無いため、システムドライブの代わりに使うには何かと面倒くさいという点だ。

一方のiSCSIは、SAN-boot可能なiSCSI HBA(というかNIC)が存在するという点でアドバンテージがある(iSCSI対応NICは高いけど)。しかしDebian etchでSANすることを考えると、iSCSIターゲットのパッケージがリポジトリに含まれていないという点がいささか減点対象だ(ソース拾ってきて自分でコンパイルすりゃ良いんだけど)。etch-backportsやlennyにはiSCSIターゲットが含まれているんだがなぁ。

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2008/06/07

ご所望のブツ

某所で所望されてしまった画像を掲載。己の愚行を正面から見据えるのは辛いぜ。

電源が切れた状態。右側に亀裂が入っているのがおぼろげながら伺える。

電源投入後、OS(debian GNU/Linux)起動中。右側はLCDパネルが破損しているため全滅。バックライトが破損しているため左側の文字表示も白黒が反転している。

画面表示以外は無事だし、外部にディスプレイを繋げれば使えるのは不幸中の幸いだった。とりあえずDNSとかシステム監視ツールでも放り込んでみる予定。いつになるかは知らないけど。

犬が居ぬ。

……ベタで寒い親父ギャグですいません。

我が家の飼い犬のシーズーが死んでからもうだいぶ経つのだが、ペットを失うのは辛い。ほんのちょっとしたきっかけでヤツがこの世にいないことを実感してしまい、やるせない気分に襲われてしまう。

本日出張から帰ってきたのだが、こういうときは玄関まで出迎えてしっぽを振って帰宅を歓迎してくれたな、と思い出したらたまらなくなってしまった。冬の夜寝ていると枕元にやってきて「布団に入れてくれよぅ」と前足で俺の頭を叩いて(実際には叩くと言うより引っ掻くに近くて、冬の間はたびたび痛い思いをしたものだが)おねだりしたり、背中を掻いてやると仰向けに寝転がって腹を見せて「こっちも掻いて♪」と要求したり。そういえば、鼻頭をでかいダニに喰われているのを発見して度肝を抜かれたこともあったな。いやがるヤツを押さえつけて無理矢理退治したんだが。

おねだりに応えて入れてやった俺の布団に世界地図をこしらえてくれたり色々悪さもしてくれたけど、実に愛すべき犬だった。

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2008/06/01

出張の準備に大わらわ

最近の凶事。Dynabookの液晶を踏み折ってしまったorz。混沌と化した部屋でバランスを崩して足を踏み出したら、ちょうどその下にだいなぼんがあって(血涙)。今後はApacheとHobbitを仕込んで室内監視サーバ兼DNSにでも仕立てて余生を過ごしてもらう所存です。

明日から神戸に一週間出張です。今日は準備に忙殺されてました。しかし、今回の出張は職場(データセンタ)にカンヅメになるそうで、オモチャ(EM-ONEとかDynabookとか)が壊れまくりの俺にとってはW-ZERO3が最後の希望です。ですが……ウェブ見るだけで1週間の退屈が凌げるかぁっ!!今後出張が増えるのであれば、どうあっても暇つぶし用のノートPCを買わずには居られないな、と切実に思ったことでありました。今日はそんな一日でした。おわり。

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2008/05/21

下手人はメモリか!

Proliant ML115障害切り分けパート1:「まずはメモリを換えてみる」スタート!……なんでメモリから始めるかというと、そりゃもちろんマザーボードやCPUと違って簡単に交換できるからだ。PC2-6400の2GB×4から出荷時のPC2-5200の512MB×1に戻してOSを起動し、例によってthoggenでDVD-VideoをOgg/Theoraに変換してみた……以前は数時間動かすとハングアップしてアウトだったのだが、メモリを換えたら10時間であっさりトランスコード完了。つまり下手人はメモリだったわけだ。

本来ならここからが面倒くさい話で、どのモジュールが壊れてるのかとか、メモリスロット側には問題はないのかとか、各メモリスロットとメモリモジュールのマッチングを変えても再発するか試すとか、うんざりするような細かい切り分けを行う羽目になるのだが、いかんせん敵はフル実装状態でmemtest86を24時間完走したくせに実際にthoggenを動かすとハングアップするという性悪なので(単にマザーボードとの相性が悪いだけという見方もあるが)、障害箇所の特定には途方もない時間と労力を費やす羽目になりかねない。したがって、細かいことでくよくよせずに近所のソフマップにドナドナすることにした。4枚合計で\9,600也。ついでにPC-2100の256MBも売ったのだが、コイツは100円だったorz。

さて、今後Proliant ML115をどうしようかが思案のしどころだ。メモリを買い直してVMware Serverを入れて仮想マシン遊びに使うという選択肢が考えられるが、VMware 2.0はAthlon64X2 5200+ですらもっさり感が漂う代物で、クアッドコアCPUとかを使いたくなってしまう(Phenomはハードウェア仮想化のパフォーマンスが向上しているというし)。ファイルサーバに仕立てるにしても、MicroATXでディスクがたくさん載らないのははっきり言って困る(最大容量のディスクは無駄にコストパフォーマンスが悪いために買わないことにしている)。第一ホ、ットスワップ対応のエンクロージャが無駄になる。いずれにしても現行のファイルサーバに使ってるAthlonMP2発はうるさいのでなんとかしなきゃいけないが……。

あ、そういえばSocket939のAthlon64 X2もマザボとメモリ込みで放置されてるんだった。


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2008/05/15

って、なんじゃこりゃ。

ストレステストでProliant ML115がハングアップした時のtopコマンドの出力を見ていたら面白いことになっていた。

PIDUSERPRNIVIRTRESSHRS %CPU%MEMTIME+COMMAND
3540root200258484600R1000.0 0:13.76sshd

なんでsshdが100%喰ったままハングアップしてるんだ?謎だ……。


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ハングアップした!

昨日に引き続きstressを使ってProliant ML115のストレステストを実施。プロセッサだけのストレステストでは平然と動いていたのだが、プロセッサに加えてディスク・メモリ・I/Oにも負荷をかけたら覿面に効いたらしく一撃でハングアップした。さて、明日はどれが悪いのか切り分けるとするか。


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2008/05/14

ストレステスト実施中。

Proliant ML115でCPUのストレステストを開始。テストにはstressというツールを使ってみた。ストレステストを始めてから2時間経ったが、じわじわと温度が上がり続けて現在は50℃近辺で元気に動いてる。本気でやろうとするとhobbitみたいなリモート監視ソフトを入れるか、さらに気合いを入れてILO(Proliant純正オプションのリモート管理カードを組み込むか、などという手間とか費用のかかることになるので、ひとまずはsshでリモートログインして5秒に1回CPUコアの温度を見ることでお茶を濁している。しかし、全然ハングアップする気配がないなぁ……。


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2008/05/13

熱か?熱なのか!?

実験マシンProliant ML115改ではCPUにAthlon64 X2 5200+を使っている。誤解のないよう申し添えておくと、コレは5200+といっても一昔前の「動作クロックは低いけどL2キャッシュが多いのでモデルナンバーが5200+になっている」 代物で、現行の5200+とはTDP(65W)や動作クロック(2.6GHz)、L2キャッシュのサイズ(1024KB/core)などが異なる。なんでこれにしたかというと、PCショップの在庫の中で「L2キャッシュがコアあたり1MBで、TDPが65Wで、できるだけ速いの」という条件で探したところコレがヒットしたからだ。

しかし、この機械は高負荷でしばらくぶん回すと、うんともすんとも言わなくなることが多い。こういうときはメモリを疑うのが定石なのだが(ECC付き512MB1本からECC無しバルクメモリ2GB4本に換装しているわけだし)、メモリに関してはmemtest86を24時間完走しており、たかだか数時間高負荷になった程度でどうにかなるとは考えにくい(memtest86も完璧じゃないけどね)。

それ以外の原因はCPUくらいしか無いので「ちょいと温度監視でもしてみっか~」とlm_sensorsをインストールしてみたのだが、Debian etchのlm_sensorsでは温度が測れなかったorz。最新版をダウンロードして野良ビルドするかねぇ……。


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2008/05/10

ダウングレードでゲストOSが壊れた……。

Microsoft Virtual PC 2007のあまりの遅さにあきれ果てたので、Virtual PC 2004にダウングレードした。しかし、事前にゲスト追加機能をアンインストールしていなかったため、Windows 98SEのゲストOSが壊れてしまった……。Windows 2000Professionalはダウングレード後にゲストOS立ち上げて追加機能を再インストールしただけでうまくいったんだがなぁ。

ついでにDOSとかWindows 95のゲストOSもこしらえておくか……って、そもそもWindows XP SP3の検証やるためにダウングレードしたんだった。いかんいかん。


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2008/05/07

何このクソ重い動作。

カッとなってアップグレードした。こんなに動作が重くなるとは思っていなかった。今は反省している。

Virtual PC 2007にアップグレードしてみたのだが、死ぬほど重い……Windows 2000のインストールや動作はそれほどでもないのに、DOSやWindows9xのエミュレーションが絶望的に遅くて困る。16bitコードのエミュレーションを故意にデチューンしているとしか思えん鈍重さだ。VPC2007の売りはホスト環境としてWindows Vistaのサポートが加わったことと、CPUの仮想化命令(AMD-V/VT-x)をサポートしたことなんだが、この体たらくならAMD-VなしのVPC 2004の方がよっぽどエミュレーションが高速なんだが。


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2008/05/05

唖然呆然

今日は廉価版のエロゲーをやっていたのだが、異常終了したあげくセーブデータがまっさらに消えるなんてPILの「Revolver」(357じゃないほう)以来の衝撃です。だめだこりゃ。パッチが出るまで棚上げだねぇ。


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2008/05/04

It's reason why I hate the Communist Party

昨今チベット暴動に関して日本共産党の動きが鈍いことに対して「日頃イラクにおけるアメリカ軍の非人道的行為とそれを支援している日本政府を厳しく糾弾しているくせに、チベット問題はスルーですか。中国の弾圧は良い弾圧ですか(嘲)。これだから共産党は以下略」などという感じのすこぶる付きに頭が悪い言説がネット界隈を飛び交う始末で、実にあほらしい。イラク問題とチベット問題を同列に扱う愚かしさは、ちょっと考えればすぐにわかることだというのに。

チベットでチベット族が恒常的に抑圧され、暴動の際に武力鎮圧されて死者多数を出していることは、これを止めようと思うのは人道主義に立てば当然だと思う。この事態に対して動きが鈍いことは決してほめられたことではない。しかし、日本共産党は中華人民共和国によるチベット族の弾圧を積極的かつ直接に支援してきたわけではない。

一方、911テロに乗じて民衆の恐怖心を煽り、虚偽の開戦事由をでっち上げて他国に侵攻し、開戦事由が嘘だと露見した後も居座り続けて今なお恒常的に現地住民を抑圧しているアメリカ合衆国という「ならず者国家」に対して、我々の政府は金銭や人員などを直接かつ積極的に支援している。

どちらを優先して止めるべきか?と考えれば結論は自明だろう。まして日本共産党は近年衰退の一途を辿り人的リソースも大いに制約されているわけで、優先順位が高い方に注力するのは当然ではなかろうか。

こういう事情を斟酌しないで上っ面だけをかすめて「二重基準」とか論評する度し難い連中の「痴性」を見せつけられて心底気が滅入る数ヶ月間だった。これから北京オリンピックに近づくにつれてこういう連中がますます幅を利かすようになると思うと憂鬱でたまらない。


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2008/05/01

超絶馬鹿番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」

番組のネタにされているプロフェッショナルな方々は別にどーでもいいんですが、あの「茂木健一郎」という「脳科学者」だけはマジ勘弁してくれと言いたいのです。脳科学の分野でどれだけ大層な業績を上げているか門外漢の私は知りませんが、テレビ番組にレギュラー出演して各界のプロフェッショナルの仕事にコメントを付けるには広く浅い知識が圧倒的に足りてないと思います。というか、知識が足りないのはしょうがないんですが、だったら思いつきの口から出任せは言わないでいればよいわけで、一言で言うと「学者にあるまじき軽率な発言」をやらかしているのです。

いつの回だったか失念しましたが、彼は「人間が金を珍重するのは、青銅が溶けた時の色が金色だからだ」などと言っておりまして、物理屋さん・金属材料屋さん・そして全国津々浦々の製鉄所その他で働く方々や鋳物屋さんを笑い死なすつもりなのかとあきれかえった記憶があります。

「加熱していくと金色に光る」という現象は、青銅に限らず(温度に多少の違いはありますが)金属やセラミックスではごくごく普通に起こる珍しくも何ともないものです。融かした鉄は緑、アルミニウムは紫、銅なら銀色なんて具合に色が違うなんてコトはありません。第一、金色がそんなに珍重される凄い色なら、わざわざ加熱して融かさなくても、常温での青銅の色がまさに金色です(銅と錫の比率で色が変わるんですが)。他にも鉄と硫黄の化合物である黄鉄鉱や、亜鉛と銅の合金である真鍮なんかばっちり金色です(折り紙の金紙は真鍮の薄い箔を貼って金色にしている)。そんなわけで「金属を融かしたときの色だから金は尊い」なんて嘘っぱちも良いところです。

金が珍重されるゆえんは、化学的にきわめて安定なため、融かして固めようがその辺にほったらかして風雨にさらそうが硫酸ぶちまけようが水酸化カリウムに漬け込もうが何をしようが金のままである、という性質です(現在では金といえども一部の薬品には溶けることがわかっていますが)。しかも金は亜鉛や鉄などと違い、化合物としてではなく金属そのまんまの状態で出てくることがありますから、人類が知る最古の金属の一つです。不老不死にあこがれた我々の遠いご先祖様にとっちゃ、永遠という概念を体現したかのようなこの金属はさぞ尊く見えたことでしょう。

上記の金にまつわる蘊蓄は、私が大学で金属材料学を専攻していた際に仕入れた雑学なので、門外漢の茂木氏が知っていてしかるべきだとは思いません。ですが、何か良い感じの思いつきを発言したくなっても、門外漢の分野であったら「ひょっとしてこの思いつきは荒唐無稽なだけじゃないか?」と思い直して言いたくなるのを思いとどまる慎重さが欲しいのです。昔のえらい人も「無知の知」」って言ってるじゃないですか。

そんなわけで、テレビ番組において茂木氏が自分の専門以外のジャンルについて言ったコメントについては、常に「これは間違ってるかも知れないぞ」と注意をはらいつつ視聴すべきでしょう。下手に鵜呑みにすると後々赤っ恥をかく可能性が高いです。


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2008/04/29

PC-DOSのセットアップディスクが!

そろそろPC-DOS 2000でも買おうかと思わないでもない今日この頃だが、とりあえず我が家には未だにPC-DOS J7.00/Vなる骨董品が存在している。さすがにFD版はそろそろ中身がやばいかもわからないが、CD-ROM版は相変わらず元気だ。

ちょっと思うところがあってPC-DOS J7.00/VのCD-ROMセットアップディスクが欲しくなったのだが、考えてみたらPC-DOSのセットアップディスクは「もう使わないから捨てた」か「SCSIアダプタ専用」の物しかない。えらいことだ。何がどうあってもCD-ROMドライブがアクセスできる日本語のDOS/Vを起動し、セットアップディスクを作成しなくては!などと一瞬慌てたのが、考えてみたらWindows 98の起動ディスクは手元に存在しているので、それを使えばなんと言うこともなくセットアップディスクを作成できたので一安心。

メインディッシュはその次「どのCD-ROMドライバを放り込むか」だ。たとえばWindows98/98SE/MEの起動ディスクにはOAKCDROM.SYSという汎用IDE CD-ROMのドライバが組み込まれているが、コレはOak TechnologyからMicrosoftにライセンスされた物だから、Windowsで使うときのみ利用可能だと思っておいた方が無難だろう。各種光学ドライブメーカーでもドライバを配布しているが、これはよその会社のドライブでうまく動くとは限らない。これはちょっと本気でまずいか?などと1分ほど頭を抱えたのだが、そのとき天の啓示が降りてきた。「FreeDOSのCD-ROMドライバはフリーソフトウェアだから組み込んでOKではあるまいか?」

早速物は試しとばかりにFreeDOSのCD-ROMから汎用IDE CD-ROMドライバxcdrom.sysをPC-DOS J7.00/Vのセットアップディスクにコピーし、CONFIG.SYSおよびAUTOEXEC.BATを書き換えて作業終了。試しに起動してみるとばっちりCD-ROMにアクセスできていた。これでVMware Serverで「同級生2」DOS/V版をプレイできる……(←アホ)。


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2008/04/21

あれ?タダのVirtualPC 2004 SP1ってもう落とせない?

VirtualPC 2007は動作が非常に胡乱なので(ゲストPCにWindows 2000をセットアップしていたら「ネットワーク上に同名のコンピュータが存在します」とエラーメッセージが出て失敗する。ウチの環境じゃ再現率100%)、一つ前のバージョンであるところのVirtual PC 2004 SP1をダウンロードしようと思ったのだが、Microsoftのサイトにはもうブツが無いらしい。

幸い、手元にはVirtual PC 2004のCD-ROMがある(Connectix VirtualPCからのアップグレードキャンペーンで、Microsoftから4千円くらいで購入したんだな)。後はSP1のアップデートファイルさえあれば……と探してみたら、アップデートファイルを発見。早速ダウンロード中。

ところで、プロダクトキーってCD-ROMのケースに書いてあったんだっけ?

Linuxのカーネルコンパイルの練習。

LinuxのソフトウェアRAIDはオンライン領域拡張ができてハッピーなことは判明したが、いかんせんこのステキ機能を活かせるハードウェアがあまりに貧相というのが現状だ。なにせPCI-ExpressでSATAなアダプタは、困ったことにたいていポート数が2しかない。困ったもんだ。

ところが、LinuxのSATAコントローラのドライバについて調査していたところ、いわゆるfakeraid(なんちゃってRAID)アダプタ)をただのSATAアダプタとして使えるらしいことが判明した。機能があまりに貧相で塩漬けになっていたRocketRAID 2300も、最新カーネル(2.6.25)ではSATAアダプタとして使えるらしい。実に嬉しいニュースではあるのだが、kernel.orgから落っことしてきたカーネル(vanillaカーネル)はDebianで使うには何かと面倒くさい(というか使う方法ってあるんだっけ?)し、Debianのstableリリースに2.6.25以降が落ちてくる日なんて、いつになるやら知れたものではない。しょうがないのでVMware Server上で動いているCentOS5.1のカーネルだけ2.6.25に差し替えてみたところ、一応動いていることは確認できた。でも、RHEL系はパッケージ管理が面倒くさいからなぁ……。aptitude一発のDebianと比べるとどうしても見劣りが。

どうせだったらPCI-Express x4/8ポートのRocketRAID 2320も動くようになるとなお嬉しいんだが。

2008/04/12

Linux Software RAIDのオンライン容量拡張の検証

LinuxのソフトウェアRAIDにおけるオンライン容量拡張(Online Capacity Expansion)機能を検証した結果、ちゃんとディスクをアレイに追加してアレイの容量を拡張できるという結果が得られた。なお、RAID6のオンライン領域拡張もドキュメント(mdadmのmanページ)によるとできるとのこと。ホントにきちんと動いてるのかはまじめに確認してないけど、ディスク買いそろえて本番機で動かしてみようという気にさせられる結果だ。以前、面白半分に128MBのディスクでRAID5だ!とかアホをやったときに「ディスクが小さすぎ」なんて叱られた記憶があったので不安を抱いていたのだが、今回試した512MBではきちんと動いたので、どうも128MBから512MBまでの間に下限が存在するのではなかろうか(結局mdadmのソースコードを読んでたら眠くなったので挫折orz)。

下準備とかアレイの作成とか。

まずは準備。Debian etchのインストール時には特に準備は不要。ただしetchのmdadm 2.5.6ではオンライン領域拡張はできないので、etch-backportsリポジトリのmdadm 2.6以降を使う点に注意する(今回の検証で使ったのははmdadm 2.6.2)。

次にディスクを用意して"linux raid autodetect"パーティションを用意する。この辺の手順は煩雑なので省略して、できあがったパーティションがこんな感じ。実機でアレイを作る場合はbadblocksを使ってディスクの検査をしてからパーティションを作るとよいだろうと思う。

raid-test:~# fdisk -l /dev/sd[bcd]

Disk /dev/sdb: 8589 MB, 8589934592 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 1044 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdb1               1          63      506016   fd  Linux raid autodetect

Disk /dev/sdc: 8589 MB, 8589934592 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 1044 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdc1               1          63      506016   fd  Linux raid autodetect

Disk /dev/sdd: 8589 MB, 8589934592 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 1044 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdd1               1          63      506016   fd  Linux raid autodetect
ここまで終わったらおもむろにドライブ3台でRAID5のアレイを作成する。
raid-test:~# mdadm -C /dev/md0 -n 3 -l 5 /dev/sd[bcd]1
mdadm: array /dev/md0 started.

作成が終わると同時にアレイの初期化が始まる。初期化中でもアレイを読んだり書いたりは可能だが、初期化が終わるまで待ってみたところ、512MB×3のアレイの初期化にかかる時間は俺の実験用PCだと1分くらいだった。実際のディスクを数本まとめてに数百GB~数TBのアレイを作るとなると初期化に何時間もかかることがザラなのだが、処理の進捗を知りたい場合は/proc/mdstatをcatとかで見ると、下記のような進捗状況レポートを取り出せる。なお、初期化なのにrecoveryとか言っているのは気にしなくてもOK。

raid-test:~# cat /proc/mdstat
Personalities : [raid6] [raid5] [raid4] 
md0 : active raid5 sdd1[3] sdc1[1] sdb1[0]
      1011840 blocks level 5, 64k chunk, algorithm 2 [3/2] [UU_]
      [===>.................]  recovery = 16.9% (86528/505920) finish=0.7min speed=9614K/sec
      
unused devices: <none>

で、初期化が終わると/proc/mdstatの内容からは進捗状況の表示が消えてこんな風になる。

raid-test:~# cat /proc/mdstat
Personalities : [raid6] [raid5] [raid4] 
md0 : active raid5 sdd1[2] sdc1[1] sdb1[0]
      1011840 blocks level 5, 64k chunk, algorithm 2 [3/3] [UUU]
      
unused devices: <none>

アレイを作成できたらファイルシステムを作ってマウントする。実機だとファイルシステムにはXFSを使うのだが、今回は趣向を変えてext3にしてみた。

raid-test:~# mkfs -t ext3 /dev/md0
mke2fs 1.40-WIP (14-Nov-2006)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
126720 inodes, 252960 blocks
12648 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=260046848
8 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
15840 inodes per group
Superblock backups stored on blocks: 
 32768, 98304, 163840, 229376

Writing inode tables: 0/81/82/83/84/85/86/87/8done                            
Creating journal (4096 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done

This filesystem will be automatically checked every 38 mounts or
180 days, whichever comes first.  Use tune2fs -c or -i to override.
raid-test:~# mount -t ext3 /dev/md0 /mnt

dfでファイルシステムの状況を確認。512MB×3のRAID5なので、サイズが1GBあればOK。

raid-test:~# df /mnt
Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/md0                995896     17652    927652   2% /mnt

ディスクを追加してみる。

ひとまずアレイはできたので、マウントしたままディスクを追加する。アレイに追加するディスク/dev/sdeには例によって"linux raid autodetect"パーティション/dev/sde1を作成してあるので、これを「スペアドライブ」としてまずは追加する。

raid-test:~# mdadm --manage /dev/md0 --add /dev/sde1
mdadm: added /dev/sde1

とりあえずこの段階でアレイの状態を確認して、スペアドライブが追加されていることを確認する。

raid-test:~# mdadm -D /dev/md0
/dev/md0:
        Version : 00.90.03
  Creation Time : Fri Apr 11 03:59:55 2008
     Raid Level : raid5
     Array Size : 1011840 (988.29 MiB 1036.12 MB)
  Used Dev Size : 505920 (494.15 MiB 518.06 MB)
   Raid Devices : 3
  Total Devices : 4
Preferred Minor : 0
    Persistence : Superblock is persistent

    Update Time : Fri Apr 11 04:01:51 2008
          State : clean
 Active Devices : 3
Working Devices : 4
 Failed Devices : 0
  Spare Devices : 1

         Layout : left-symmetric
     Chunk Size : 64K

           UUID : 8ba153b2:84ff80b7:58459788:93258e8a (local to host raid-test)
         Events : 0.2

    Number   Major   Minor   RaidDevice State
       0       8       17        0      active sync   /dev/sdb1
       1       8       33        1      active sync   /dev/sdc1
       2       8       49        2      active sync   /dev/sdd1

       3       8       65        -      spare   /dev/sde1

いよいよ今回のクライマックス。現時点でアレイは使用中3台+スペア1台という構成になっているので4台すべて使うように構成を変える。

raid-test:~# mdadm --grow /dev/md0 -n 4
mdadm: Need to backup 384K of critical section..
mdadm: ... critical section passed.

アレイの同期処理がバックグラウンドで走るので(待たなくてもいいけど)しばらく待ってみる。進捗状況は上述した初期化の際とまったく同じ方法で確認できる。

同期が終わったら、アレイの情報を確認してホントに容量が拡張されているか確認する。

raid-test:~# mdadm -D /dev/md0
/dev/md0:
        Version : 00.91.03
  Creation Time : Fri Apr 11 03:59:55 2008
     Raid Level : raid5
     Array Size : 1011840 (988.29 MiB 1036.12 MB)
  Used Dev Size : 505920 (494.15 MiB 518.06 MB)
   Raid Devices : 4
  Total Devices : 4
Preferred Minor : 0
    Persistence : Superblock is persistent

    Update Time : Fri Apr 11 04:06:22 2008
          State : clean, recovering
 Active Devices : 4
Working Devices : 4
 Failed Devices : 0
  Spare Devices : 0

         Layout : left-symmetric
     Chunk Size : 64K

 Reshape Status : 18% complete
  Delta Devices : 1, (3->4)

           UUID : 8ba153b2:84ff80b7:58459788:93258e8a (local to host raid-test)
         Events : 0.94

    Number   Major   Minor   RaidDevice State
       0       8       17        0      active sync   /dev/sdb1
       1       8       33        1      active sync   /dev/sdc1
       2       8       49        2      active sync   /dev/sdd1
       3       8       65        3      active sync   /dev/sde1

ファイルシステムの拡張

これでめでたくアレイにディスクが1台追加されたわけだが、アレイの上に乗っているファイルシステムには何の変化も無いので、使える容量は実際には1ビットも増えていない。それじゃ何の意味もないので、引き続きファイルシステムも(これまたオンラインで)拡張しておく。ext2/3ファイルシステムの場合はresize2fsというコマンドを使えば良い(xfsだとxfs_growfs)。ただしこれらはベースシステムには含まれないので、別途e2fsprogsとかxfsprogsというパッケージをインストールしておく必要がある。

raid-test:~# resize2fs /dev/md0
resize2fs 1.40-WIP (14-Nov-2006)
Filesystem at /dev/md0 is mounted on /mnt; on-line resizing required
old desc_blocks = 1, new_desc_blocks = 1
Performing an on-line resize of /dev/md0 to 379440 (4k) blocks.
The filesystem on /dev/md0 is now 379440 blocks long.
そのまま再びdfで/mntの空き容量を確認。
raid-test:~# df /mnt/mnt
Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/md0               1493856     17896   1401916   2% /mnt

これでめでたくオンラインで容量拡張が完了。検証も済んだしディスク買おう。技術的な問題はだいたい片付いたけど、最大の問題である「予算」が……。

参考文献

本エントリを作成するにあたって、下記のブログエントリを参照した。

2008/04/06

Debian GNU/LinuxにVMware Server 2.0 beta2をインストール

実験用マシン「HP Proliant ML115改」にCentOS5.1(amd64)をインストールしてVMware Server 2.0 beta2で遊んでいたのだが、yumは嫌いだし不便も多いのでDebian GNU/Linux 4.0r1(amd64)に乗り換えた。で、VMware Serverをインストールし直しているのだが、手こずったのでちょっとメモ。

必要なパッケージ

以下のパッケージは入れておかないと間違いなくインストールに支障が出る。

  • psmisc(vmware-config.plの起動直後にいきなり「killallが無い!」と文句を言われるので)
  • build-essential(Cコンパイラ他一式)
  • linux-headers-2.6.18-5-amd64
  • linux-kbuild-2.6.18(linux-headers-2.6.18-5-amd64を入れると勝手に入る)
  • linux-headers-2.6.18-5(これもlinux-headers-2.6.18-5-amd64を入れると勝手に入るんだっけ?)

セットアップ時に注意すること

vmware-config.plを実行している途中で「出来合いのVMware Serverのカーネルモジュールを使えんのだが、コンパイルするけ?」みたいなことを聞かれたりするので、具体的にはだいたい以下のような問答をすればOK。

None of the pre-built vmmon modules for VMware Server is suitable for your
running kernel.  Do you want this program to try to build the vmmon module for
your system (you need to have a C compiler installed on your system)? [yes]yes

Using compiler "/usr/bin/gcc". Use environment variable CC to override.

What is the location of the directory of C header files that match your running
kernel? [/usr/src/linux/include] /usr/src/linux-headers-2.6.18-5-amd64/include

2008/04/04

これが「最大の敵は無能な味方」ってヤツか。

実はわたくし、この格言?が大嫌いです。したり顔でこれを書く人間からは、往々にして自分が「無能な味方」で無いことを根拠無く確信している鼻持ちならない高慢さが漂ってくるから。

しかし今日この言葉を使わずにはいられない新聞記事に遭遇したので、OCRソフトの調教も兼ねて収録してみた。/.J日記にも書いたけど、愉快な記事なのでこちらにも記録。

ヤギ繁殖で危機 草木食われ斜面崩落 尖閣諸島・魚釣島(朝日新聞4月3日朝刊29面)

(略)本社機で島(つねお註:魚釣島のことね)の上空を飛んだ。周囲にアホウドリが舞う小島や岩場が点在し、すぐ沖に海上保安庁の巡視船が停泊している。北側はなだらかな緑の斜面だが、険しい南側のあちこちにがけ崩れの跡があった。100メートル以上も崩れた場所に、しま状の地層があらわになっていた。

北側の岩場に、ヤギが数頭いた。親子らしい2頭の姿も。78年に日本の政治団体のメンバーが船で上陸した際、非常時の食料として連れて行った2頭が繁殖。横畑さんによると、91年には300頭はいた。(略)

なんで「非常食」を島にほったらかして帰るかね?最後に焼き肉パーティでもすりゃ良いだろうに。持ち込んだものの後始末ができない連中は屋外活動を行う資格無し。

なお、ヤギが増加して島中の植物を食い荒らした結果、魚釣島に固有の動植物の政体に悪影響が及んでいる可能性も高いそうで、今上陛下のお耳に入った暁には陛下がいたく嘆かれるであろうこと請け合いの大愚行だ。

この愚行をしでかした「政治団体」は例によって右翼で名を「日本青年社」という。現在も立派に存続しており、この件についても自前のWebサイトに記載があるのだが、自分たちが置き去りにしたヤギのせいで本邦の国土が損なわれているというのに反省の弁が一言半句も存在しないのだから呆れるを通り越して恐れ入る。「武士道」だの「日本精神」の復活を目指して活動している団体すらこの体たらくとは情けない限りぢやあありませんか。おまへたちの所業を知つたら、あの世の新渡戸稲造が泣くぞ。

2008/03/30

おを!?

VMware Server 2.0のbeta2がリリースされたので評価中。今回はLinuxは後回しにしてメインマシン(Windows XP Professional)に放り込んで見たのだが、これがなかなか楽しい。AMD-Vの御利益か、ホストOSが32bitでもゲストで64bitOSが動くっぽい(もちろん使えるメモリは制限されるけど)。Windows 2000もVGAモード限定ながらきっちりインストールできた(高解像度化・多色化にはゲストOSにVMware Toolsとかいうのを入れるんだっけ?どこで落とせるんだか後で調べないと)。

気をつけなきゃいけないのが、VMware 2.0ではWebアプリケーションで管理を行うのだが、このWebアプリケーションを動かしているWebサーバが例によってクソ重いApache Tomcatだったりするので、Athlon64X2 5200+, メモリ3.25GBの環境でも時々もっさりした感じがある(特にOSの起動・終了時に顕著)。頻繁に軌道・終了する機械にインストールするのはあまりよろしくない気がする。スタンバイやら休止状態やらにしたときにゲスト環境がどうなるか考えると少しく背筋が寒いのでやっぱり遊びマシンにインストールするのは良くないな、というのが現時点での感想。明日は実験機にLinuxをインストールするところから始めて、一気にVMware Serverもインストールしてみよう。こいつは面白くなってきたぞ。

ついでにVirtual PC 2007もインストールして試しにWindows2000 ProfessionalをゲストOSにしてみたのだが、セットアップ中きちんと一意なコンピュータ名を指定しているにも関わらず「ネットワーク上に同名のコンピュータが存在しています」とか狂ったことを言い出したので没。

2008/03/27

最近のorz

駅で神奈川県警の警察官募集ポスターを一目見るなり「望月三起也のイラストだ」と看破してしまったこと。

「ワイルド7」なんて知ってる人は確実に俺より上の年代だと思うんだが、警察官を募集しようってのにそんな年齢層にアピールしてどうするんだろうか。「県警の広報部にオタクがいて、訴求する年齢層とか考えずに好き勝手した結果」という感じも受けるのだが。

これまでにも競艇のポスターに「モンキーターン」、高校柔道だと「帯をギュッとね!」、東京都の消防士募集だと「め組の大悟」なんて前例があるわけだが、果たして警察官の募集で「ワイルド7」ってのは良いのかね?超法規措置で破天荒なコトをやらかすマンガなんだけど……。

今日のマンガ:「ユーベルブラット」塩野干支郎次

某誌で「敵基地攻撃フレンドリー」なんて台詞がポンポン飛び出すお馬鹿なマンガを連載している作者の作品なのでどんなもんかと興味を持ってはいたのだが、180度作風が違ういたって硬派なファンタジー巨編だったので読んでびっくり。しかしこういうごつい作品を力業で寄り倒すってのに、掲載誌が吹けば飛ぶような弱小青年誌、というのがちょっとなぁ……まぁ、休刊になったとしても、これだけの力作ならどこかに拾われることは期待できるけど。

2008/03/23

うあうあ。

先々週に風邪を引いたら慢性化した。昼夜を問わず散発する咳と全然下がらない微熱のせいで何をするにも不調。

2008/02/28

買ってしまいましたATOK2008。

Windows XP Professionalにアップグレードしてから日本語入力でストレスを感じることが多くなった。Windows 2000 ProfessionalのMS IMEの馬鹿さ加減にはそれなりに好感を抱いていたのだが、XP付属のIMEバージョンいくつかだかでは変換アルゴリズムを弄くったらしく、文節区切りも変換候補もいちいち期待を裏切るのだ。さすがにブログのエントリ書くのにこれはきついと言うことで、ついに耐えきれずにATOK2008の購入に及んだわけですが……今、日本語入力はATOKしかないも同然なんだよなぁ。バックスのVJEなんてのは会社が近くにあるしPHSでは散々お世話になったので親近感を持っていたんだが、先日会社がなくなってしまったし。時代は変わったもんだ。

そんな年寄りくさいお話はさておき、さすがに日本語変換システムの単品をパッケージ販売するだけのことはあって非常に賢い。変換キーを押す頻度が激減した。まぁ、長年にわたりマイクロソフトの頭悪い漢字変換とお付き合いを続けてきたせいで、どうしても必要以上に変換キーを叩く癖がついてしまっていて、意識しながら文章をタイプしていると思わず苦笑いしてしまう今日この頃。

2008/02/24

ありゃ、ひょっとして早とちり?

CD革命Virtualのアップグレード後に不安定になってしまったWindowsマシンからKNOPPIXでデータをサルベージしたのだが、ディスクに不良セクタができたらしい。システムの不安定はこっちが原因のような気がしてきた。

2008/02/22

アーク情報システム……(つづき)

昨日「CD革命Virtual」を9から10にアップグレードしたところ、Windowsがログオン画面でハングアップするようになってしまった。これでまたOSから再インストールかと思うと実に気が重い。というか、最近のCD革命Virtualは品質がアレだ。9はiso9660イメージを正しくマウントできなかったしな。

2008/02/19

ScribeFire更新

最近なぞのエラーでBloggerにエントリをポストできない状態が続いていたが、これでまた書けるようになるだろうか。

2008/01/26

積みゲーと新作を消化。

ClockUpの「かけた月は戻らない」はWindows XPに移行したらあっさりクリアできた。2000では特定のシナリオで毎回ハングアップしやがったんでほったらかしておいたんだけど、これでやっとお蔵入りにできる。

昨日買ってきたのはTAIL WINDの「MARIA」ですが……はっきりいって微妙ですねぇ。さっぽろCGは結構だったんですが、シナリオとかがいまいち……エロいシーンは(可もなく不可もないレベルの出来なので)だいたいメッセージスキップかましてるにしても、コンプリートするのに1日かからないってのはボリューム的にどうなのかね?それと、俺みたいなをぢさんは渋い骨董エロゲもいろいろやってるから、クリアするなりいろんな意味で即座に「ネクロノミコン」を想起しましたよ?もっとも「ネクロノミコン」のシナリオにはグイグイとゲームの世界に引き込まれてしまう力があったけど、これは残念ながらそういうレベルに到達していないけど。

出来は10点満点で5点ってところですかね。絵描きがさっぽろさんでなければほぼ確実に買っておりませんでした(断言)。それと最後に一言「香りはパフォームぢゃなくてパフュームぢゃ!プレイヤー舐めた誤記してっと『ポリリズム』で洗脳すんぞゴルァ!!」

2008/01/21

うええええん。

踏んだりけったりという言葉がぴったり来る今日この頃。不幸その1.ディスクアレイが壊れた。……2台同時にお釈迦になっちまったら、せっかくのRAID5もなすすべがない。不幸その2.バックアップも破損。なぜか500GBのHDDにとっておいたバックアップまでがっつり破損。おかげでせっせとダウンロードしたファイルがごっそり消失。畜生。復元できるファイル(CDとか)を格納するのにだって丸々一月かかるんだぞ。仕方がないので500GBのディスクはファイルサーバのメインディスクに転用して急場をしのいでるんだが……また当分の間こつこつディスク買い足すのか。

2008/01/12

アーク情報システム……

過去のしがらみから仮想CD-ROMソフトウェアとしてアーク情報システムの「CD革命Virtual」を使っているのだが、こいつをアップグレード相成ったWindowsマシン「悪役2号」にインストールしようとしたら地雷踏みまくり。セットアップ中にインストーラがハングアップ→とりあえず強制終了させてみる→アンインストールしようとすると「セットアップ情報が壊れているのでアンインストールできません」……おかげでOSまるごと入れなおしじゃねぇかよ

2008/01/10

パーツ買った

先月から計画しているメインマシンのアップグレード用パーツを購入。当初、ビデオカードはRADEON 2600XT程度で良いような気もしていたが、性能が足りなくて後で交換するのも嫌なので、ここは一つ、数年使える「中の上」モデル「ATI RADEON HD3850(512MB)」をチョイス。マザーボードも長く使いたいので、Phenomフル対応のAMD770チップセットで、かつケミコンを排除したという触れ込みのGIGABYTE「GA-MA770-DS3」にしてみた。考えてみたらGIGABYTEのマザーボードはSlot AのGA-7IX以来だ(古っ)。プロセッサに関しては、TLBエラッタ修正版のPhenomがリリースされ次第乗り換えようかと思ったりしているので、当面満足できる程度の性能で十分。ということでAthlon64X2 5200+で決まり。先月衝動買いしたメモリをお好みの分量で載せれば、システムの骨格は出来上がりだ。この連休中に目処を付けてしまおう。

しかし、ビデオカードを気張りすぎたんで今月も超がつく貧乏だよorz。